医療機器業界は、学生のみなさんにあまり知られていませんが、いったんこの業界に飛び込めば、海外での活躍や、業界特有の資格、業種などが様々あり、将来の自分に投資できる環境はかなり多くそろっています。
医療機器と聞くと難しい業界と思いますよね？でも、昨今のCovid-19で感染した方に使用し活躍したECMO（人工肺とポンプを用いた体外循環回路による治療）や、体温計、パルスオキシメーターという言葉を聞いたことがあると思います。すべて医療機器になります。また、もっと身近にいうと「コンタクトレンズ」も医療機器になのです。
1日もしくは数日間、眼に装用するわけですから、眼に触れるという意味でも、医療機器に該当するのです。
医療機器は、みなさんやみなさんの家族の健康を支えるための器械類になります。 病院やクリニックにいくとたくさん見かけますよね。
Willnoteの運営者は医療機器業界で経験を積み、独立をした人物です。学生のみなさんに医療機器業界、産業、企業、職種、資格などの紹介を通して、みなさんにその魅力をお伝えしたいと思います。

医療機器の市場は上記の分類に幅広く各国の市場に広がっています。世界中の国に病院やクリニックがあり、日本国内と同じように、医療機器を配置し、医師や看護師、そのほか病院内で活躍している資格を持った人々が医療機器を使っています。
国内の医療機器市場は約5兆3,000億円と言われています。
日本で有名な企業といえば、オリンパスや富士フィルム、キャノンがあります。
また、海外市場、例えばアメリカでは26兆5億円規模、EU加盟国で例えばドイツでは約4兆7,000億円と言われています。

医療機器企業の実際の数はいくつだろうと思っている学生の方もいると思いますので、 医療機器に強いと思われる3か国を見てみましょう。
実際の企業数はというと、なかなか正確な数字は把握できていないのが現状です。
やはり、それぞれの調査方法（企業の定義）がことなる場合がありますので、あくまで参考ということで見てください。
実際に医療機器市場でも買収や合併等がありますし、医療機器製造企業の規模の定義の違い、流通やサプライチェーンの構造の違いがありますので医療機器企業イコール実際のメーカー数ではないことにもご留意をいただけると助かります。

アメリカ合衆国
898社

日本
503社

ドイツ
1400社以上

出典：IBISWorld “Medical Device Manufacturing in the US – Number of Businesses 2005–2029”;

出典：statista.com, “Number of medical device manufacturers in Japan in 2021, by production valu”,;

出典：IBISWorld “Medical Device Manufacturing in Germany – Market Research Report “ ;

みなさんももうニュースなどで、見聞きしていると思いますが、日本は超高齢化社会に突入しています。高齢化がすすんでいますが、病院やクリニックでの医療機器の必要性はますます増加していくと予測できます。
また、医療機器は病気を治すために使うものもありますが、健康な身体を維持するため、身体の回復を早くするため、出産など身体の保護、身体の変化の予兆をとらえ早く対処できるようにするなどの目的も使われています。
また、みなさんの身体それぞれに特徴がありますから、その特徴や悩みに合わせて、形を変えるなどのカスタマイズされた医療機器も活躍しています。

メーカー

みなさんもご存じ製造をする企業です。厳密には、製造社と呼びますが、テレビのCMなどでも見聞きする日本国内の企業もおおくあります。世界中にネットワークを持っている大手企業から、世界の市場を「実は」握っている企業。名前は日本閣内では知られていないけれども、海外では、「かなり」有名な企業。探すといっぱいあります。医療機器は国内企業だけでなく、海外の企業が製造しているものもたくさんあります。そのような企業が、日本国内の輸入商社と提携・契約をして、その輸入企業が日本の市場と担当することが数多くあります。こういった輸入商社はメーカーの視点よりは、世界中の良い製品を探して、日本市場に紹介するという楽しみもあります。このような企業で働くことも海外との接点を持てるという意味合いで良い職歴となるでしょう。

専門商社（海外製品輸入）（国内製品輸出）

医療機器は国内企業だけでなく、海外の企業が製造しているものもたくさんあります。そのような企業が、日本国内の輸入商社と提携・契約をして、その輸入企業が日本の市場と担当することが数多くあります。こういった輸入商社はメーカーの視点よりは、世界中の良い製品を探して、日本市場に紹介するという楽しみもあります。このような企業で働くことも海外との接点を持てるという意味合いで良い職歴となるでしょう。

地域専門代理店・商社

海外のメーカー、専門代理店も日本国内にかなりのネットワークを保有していますが、日本は歴史的に、おおくの地域密着型の代理店が存在します。こういった企業は、より地域のお客様に対してきめ細かい対応ができるのが特徴です。また、地域専門となれば、自分の出身地で働きたい！といった希望をもつ学生さんにとっても良い職場になると思います。

例えば、別ページで紹介した、メーカーや専門商社、地域密着代理店でとり取り扱う製品は以下のように分類することができます。