さて、今回のトピックスは、病棟編です。今回は患者様のお部屋とナースステーションをまとめてという形で情報を共有しましょう。
病棟で見かける医療機器は、患者生体情報モニタリング機器が多いと思います。
ナースステーションでは、シャウカステンや患者様の状況を確認できるようなモニタリングシステム等もありますね。
患者様が滞在するお部屋には、ベッドやテレビ、ナースコールの装置等があると思います。またベッドサイドには、医療用の酸素、吸引、笑気ガス等もあります。
これらを供給する企業もあります。
医療機器ではないのですが、患者様が長い、短いにかかわらず滞在するのですから、そのベッドも大変重要な要素になりますよね。
床ずれ等もどうしてもおきてしまいます。そのため、ベッドを製造するメーカーやその関連企業は工夫を絶えず行って、少しでも患者様が快適に過ごせるように努力しています。
また、ベッドの市場は複数あります。病院・診療所用、介護、グループホーム、特養老人ホーム、有料老人ホーム等です。
まずは、全体像を見てみましょう。
以下は主要メーカーのパラマウントベットがホームページ上に掲載している日本の市場を示したものです。
こう見てみると、それぞれの生活シーン、目的で、かなりの利用者がいるとされています。また、現在、日本は超高齢化社会にすでに入りこれからますます市場が広がっていくと予測できます。
(パラマウントベットホームページより抜粋)
フランスベット株式会社
資本金:56億450万円
正社員数:1,402名(2024年3月31日現在)
売上高;52,782百万円
新卒採用:メディカル営業職、インテリア営業職、法人営業職、生産開発職で40名から50名と発表されています。
パラマウントベット株式会社
資本金:65億9,132万円(2024年3月31日現在)
社員数;3,946名(グループ企業含む)本体973名
売上高;1060億円(2023年4月1日~2024年3月31日の実績)
新卒採用;あり
シーホネンス株式会社
資本金: 9,800万円
社員数;165名
売上高;非公開
新卒採用;あり(提案型営業職・技術職)
株式会社プラッツ
資本金: 582百万円
社員数;105名
売上高;6,312,632千円
新卒採用;あり(提案型営業職・技術職)
これら市場プレーヤーが大きなシェアを保持しています。
また、厚生労働省の資料から読み取れますが、
2035年までには、在宅での医療サービスがかなり増えていくことになる予測です。
病院でのベッドの販売のほか、在宅向けのベッド供給や高齢者施設での売上がより高くなっていくのではと予測します。
これらの企業は私たちの人生の何割かを占める睡眠や、しいては家族とのかかわり方への提案に焦点を当てており、患者様、在宅や施設でお過ごしになられている方等にも可能な限り良い寝心地や睡眠をとれるよう研究開発が進められています。
もし、興味のある方がいらっしゃれば、新卒採用は上記すべての会社でおこなっていますので、企業のホームページを見てくださいね!
さて、話を患者生体情報モニタリング機器のお話を移していきましょう。
現在の患者生体情報モニタリングシステムは、以下の通りの市場規模となっています。
2024年の予測値は約20億ドルと予測されており、約3,000億円規模の市場となっています。(Spherical Insights WEBページ:https://www.sphericalinsights.com/jp/reports/japan-patient-care-monitoring-equipment-marketより)
ただ、一口に患者生体情報モニタリングシステムといっても様々なカテゴリがあるため、病院の中だけでなく、現在ではウェアラブル機器が含まれていますし、Aiとの組み合わせにより、さらに大きな市場に変貌をする可能性が大いにあります。
日本光電工業株式会社
3,720名(グループ32社5,891名)(2024年3月31日現在)
1,670億円(連結売上高2,219億円)(2024年3月期)
フクダ電子株式会社 3,443名(フクダグループ全体)
1,403億2,300万円(フクダグループ実績)
コニカミノルタジャパン株式会社
3,245名(2024年4月現在)
※売上は会社概要欄には記載なし
いずれの企業も大きな企業で、日本の医療機器メーカーの中では知らない人がいなく来の企業です。新卒採用も上記すべての企業でおこなっていますので、ご興味のある方はホームページより情報を見てくださいね!