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アイデアと実行力で目覚ましい成長企業 フランスの医療機器市場(1)

さて、今回の情報共有は、フランスとなります。
みなさんがフランスと言ったらなにを想像しますか?

ファッションブランドでも有名な企業が複数ありますし、車でも有名な企業がありますよね。
あとワインやシャンパン(お酒は20歳から)、フランス料理も有名ですね。
また化粧品等も有名です。
ミネラル水(エビアン、ボルビック、ペリエ)等もみなさん、もしかすると親しみがあるかもしれません。

フランスも実は、医療機器市場では有名です。
どちらかというと「小粒で一味違う」といった企業が多い印象です。
例えば、日本だと、旧財閥系の重工業や自動車製造で有名なメーカーが多数存在していますし、ドイツ企業も重工業や製造からくる大手企業(シーメンスやBASF)があります。
アメリカも同様ですね。
それと比較すると、どちらかといえばスマートな印象です。

日本の医療機器市場でも同様で、フランス企業は、おとなしく目立った企業はないように見えます。
例えば先ほど少し名前がでてきたドイツはシーメンスというコングロマリット企業がありますし、アメリカはGEやジョンソンエンドジョンソン等の企業が日本ではかなり有名になっていますが、フランスの企業はなかなか名前ができません。
自動車産業(プジョー、ルノー、シトロエン)等の自動車産業と、ファッション産業、テキスタイル産業、1次産業、に有名な企業が多いと思われます。
日本人が目にする食材などはチーズ、エビアン(ダノンの事業の一つです)、ペリエ、ヨーグルト(ダノン)等だと思います。

この環境下で、ユニークな医療機器を作り、世界を驚かせた企業があります。
EOS Imagingという企業です。
放射線科関連の企業となります。
この企業は、開発後、市場にお目見えした際に、瞬く間に話題となり、その後、かなりのスピードで世界市場に浸透した企業です。
日本にも発表からかなりのスピードで進出した企業です。

下記は、あくまで筆者の推測です。
ただ、このシンプルかもしれない、発想をしっかりと実現している企業です。

1.X線(日本でいうレントゲン)等の装置は、横(あおむけ)に寝て(ぎょうがい位)検査を受ける。
(もちろん、そのほかのポジショニングでとる場合もありますね!)

2.しかし、荷重がかかっていない状態なので、荷重をかけた時の状態の情報があれば、より人の普段の環境に近い状況で被験者の情報がわかるようになるのでは?という疑問が出る

3.そこで、立ったまま、荷重のかかった状態で検査が受けられる検査機器はできないか?という発想を思いつく

4.特に、腰椎、胸椎、頚椎、荷重のかかっている脚の各関節などの情報を医師がよりリアルな状況下で診断できる企業を目指す。

ちょっとした疑問でも、アイデア次第、実行次第、ということがわかります。

フランスの企業も他国の医療機器企業も、こうやって新しい機器を開発し、スピード感をもって市場に紹介していますね。
もちろんこの医療機器も、日本にかなり早くから入っています。

医療機器としての日本市場は、やはり海外メーカーから魅力的に映っており、フランス政府も大使館主催のフェア、医療機器展示会等でPR、日本での取り扱い企業探しをしています。

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