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営業 技術
製造 研究
マーケティング プロダクトマネジメント
マーケティングコミュニケーション 薬事
品質管理 ロジスティクス(物流)




営業

コミュニケーションで販売に繋げる

企業によって呼び方が変わる時がありますが、営業はその名前の通り、医療機器をお客様に販売をする担当者です。ある地域を割り当てられて、その地域の病院、クリニック、施設を回り、お客様とのコミュニケーションを通して、情報を提供し、販売につなげていきます。
日本では、企業によりますが、メーカーとして、直接、お客様に販売する場合(直接販売)と地域の代理店を通して販売する場合(代理店販売)があります。
企業の規模や方針で、この2つをミックスする場合もあります。
直接お客様に販売する方法は、お客様と直接コミュニケーションができます。これは営業としての醍醐味ですね。また担当するお客さまと仲良くなれるのも、いろいろな知見をもらえる良い機会になります。
代理店を通して販売するケースももちろんおおくあります。地域に根付いた企業様と接しながら、協業を行っていきます。地域の情報や特定のお客様に強いパイプを持っている方々が多いです。日本では、この代理店販売はかなり多くの企業が採用しています。
地域ごとに強い代理店と組んで、製品を販売するという醍醐味もまた非常に有効であり、この代理店での勤務も、地域、出身地で働きたい!と考えている学生のみなさんにおすすめの業界です。



技術

製品製造の企画から修理や保守まで

医療機器はかなりシンプルなものから複雑なものまで多種多様です。 一見シンプルに見えるものでも、良く考えられた製品の場合がほとんどです。 医療機器企業も、お客様の対象として見ている方を考え、その方たちの意見を取り入れ、販売にこぎつけます。
技術部門は、販売する前、販売した後に活躍するということを想像しますが、医療機器には「保守・メンテナンス」を行うことが多くありますので、日頃よりお客様を訪問してコミュニケーションをとり、営業との情報を共有し、さらにお客様の満足度を高めていることも、重要な仕事となるでしょう。
販売前に何をするのか?という疑問がありますよね。販売前、つまり製造を企画したときに、その製品の修理や保守で関与するときもあります。
医療機器は複雑なシステムもありますから、いざ修理となったときに、修理しにくい、定期メンテナンス(定期的点検)できないは通用しません。ですので、販売後の修理、保守のために、事前に設計部隊とコミュニケーションを行って、販売後の製品づくりに貢献するというのもあります。



製造

製品の品質は最重要項目

さて、実際に製造をしますが、医療機器ですので、製品の品質は最重要項目です。例えば、体温計で測った温度が毎回違ったら?と想像してみてください。これは極端な例と思われるかもしれませんが、手術の現場や重篤な患者様を監視しなければならない、など、医療機器の品質はすべての場合で必要となります。ですので、日本国政府でも医療機器の品質には最大であり、最重要項目として指定され、その基準をクリアした製造所だけが、医療機器を製造することができるようになっています。



研究

将来を見据えた研究から医療機器をつくる

この職種は学生のみなさんには医薬品などの研究のほうがピンとくるかもしれません。 医療機器業界でもこの職種は、非常に面白く、機械工学や物理学、化学、様々な出身の人が働いています。
長期的視点を持ちながら、将来を見据えた調査研究から、医療機器を作り出し、世の中に貢献できる職種です。



マーケティング

大きなキャリアのワンステップに

医療機器業界のマーケティングは、たくさんの魅力があります。また、「資格」ではないものの、一度、この職種に就くと、後々も転職などでも有利ですし、大きなキャリアの一ステップになると思います。
もちろんいきなりマーケティングではなくて、営業からスタートというのもありますので、ご自身のキャリアを考え、進めるうえで、このマーケティングの職種も一つキャリアプランに含めるとよいですね。
医療機器のマーケティングは「マーケティング」「プロダクト・マーケティング」「マーケティングコミュニケーション」「プロモーション」「学術担当」など様々な役職と役割があります。

医療機器業界のマーケティングはみなさんが学生時代に学んだ消費者向けマーケティングと感覚的にどこか違うと感じるとおもいます。医療機器業界では、対象となるお客様がB toBであったり、専門的な知識のあるお客様が対象となるからです。
その分、高価なものもおおく、多くの専門的知識を身に着けて、お客様へのマーケティングを行います。
マーケティングは、市場調査、KOL(Key Opinion Leader)の獲得や学会での訴求、価格設定を含んだマーケティング全体を策定し、営業販売部門との連携を行いながら、すでに販売している製品の売り上げ、利益の拡大を図ります。また、新規製品では、製品の企画や製造、技術、マネジメント上層部との連携から、新規製品の立ち上げのプランニングを統括します。
マーケティング部の一員となれば、マーケティングスペシャリスト、マーケティングマネージャー、ブランドマネージャーなどの職種、役割を担うことになります。



プロダクトマネジメント

製品責任者として市場全体マーケティングも

この職種は日本語では「製品管理」と訳されますが、非常に魅力がある職種です。先ほども述べましたが、資格ではありませんが、この職種の経験は他の企業でも通用します。医療機器は、複数の製品群を抱えていることが多々あります。その時に、製品担当者をそれぞれの製品に割り当てて、それぞれのプロダクトマネジメント担当者が、製品一つ一つの管理を行っていきます。
管理という言葉は保守的な感じに見えますが、実は、企業によっては、その担当している製品の責任者として、日本市場全体のマーケティングを策定、実施する権限を与えられている場合も数多くあります。
自ら企画し、担当製品へのマーケティング予算を取り、実行していくということも可能ですので、かなりの魅力が詰まっています。
また、日本国内企業であれば、製品担当者として、海外の展示会、お客様、海外法人へ出向いてマーケティング活動をする責任者となる可能性もあります。
海外企業の日本法人であれば、日本市場導入を製品担当者としてどのように日本市場で拡販していくかを企画し、実行します。
日本法人の担当者として、海外の学会などに参加したり、海外本社での研修に出向いたり、などもあるので、世界中の人と知り合う機会が多くありますし、ネットワークも広がるでしょう。 プロダクト担当者、プロダクトマネジャー、上記のマーケティング担当と兼任でプロダクト・マーケティングマネジャーなどがあります。
どの役割、職種も非常に人気のある仕事であり、将来のキャリアで大きな資産となるでしょう。



マーケティングコミュニケーション

学会の展示出展での企画の中心に

この職種の魅力は、マーケティング所属として、外部の様々なお客様との接点を持てることです。おもに医療機器では、学会の展示出展での企画の中心人物になるほか、WEBページの作成、管理、お客様からの要望などの受付、伝達、カタログやリーフレットの作成など、企業によって様々な役割を担当できます。海外企業の日本法人であれば、海外本社コミュニケーションをとり統一したブランドイメージを保持する役割をになう場合もあります。



薬事

医療機器を販売前に国に登録する重要な業務

薬事というのは業界用語です。これは医療機器と称するものは、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(昭和三十五年法律第百四十五号)に基づいて、厳重に規定されているからです。
人間の生命に影響を及ぼす製品も数多くありますので、製造、販売する企業はこの法律を守って、医療機器をその人体への影響の程度によって、届出、認証、承認を受けなければ、販売することができないようになっています。(そのほか企業として取らなければならない、許可がいくつもあります)
使用している素材や仕組みの安全性、機器の有効性、どの場面で医療機器を使用してよいか(病院用・家庭用)製品情報の開示、製品の使い方、危険な使用方法、注意事項 など、ここには書ききれない事項も含めて、データを集め、書類を作成し、提出を行い、官公庁(ここではおもに厚生労働省)との折衝を行います。
一番高度な製品では1年以上も承認を受けるまでかかりますので、企業経営上では、より長期的な視点で取り組むことがある部門、職種です。
この部門での仕事もステップアップできる可能性のある仕事ですので、文系・理系の方も法律に興味がある方、長い目線でコツコツ積み重ねる方にもおすすめできる職種です。



品質管理

中立的な視点で品質保持、管理を行う

医療機器は、人体に影響を及ぼすことを常に考えて、その品質や精度などを維持しなければなりません。製造はそれを作る部門ですからなおさらです。
企業のなかでのこの部門は企業にありながら、中立的な視点で医療機器の品質保持、維持、管理を行う部門です。
この部門は隠れた業界資格があります。理系・工業系の方はもちろん、文系の方であっても、キャリアをこの部門で積めば、医療機器の品質の守るという職種でステップアップもかなり見込めます。また、この品質部門のキャリアは業界では隠れた人気のある「求人」となっています。理由は、業界全体で品質管理を行う方が相対的に足りていないということです。資格をとるためには、数年間の経験の経験がないと保有できませんし、医療機器は本当に多くの種類があるので、様々な医療機器の品質管理を経験した人々の知見を転職市場が求めています。
また、この部門の経験と資格を保持して独立しコンサルタント業を営む方、医療機器企業、輸入企業、これから医療機器産業に参入する企業などへのアドバイスを行う企業に転職される方もいます。



ロジスティクス(物流)

医療の現場へ確実に届ける重要な役割

医療機器市場でのやはり、物流はかなり重要な仕事になります。医療機器は、計画的に調達するものもあれば、急に必要になるものもあります。 お客様つまり、医療の現場、福祉の現場に、確実に届くよう、この職種の方々も日々奮闘しいています。 例えば、現場で使っていたものが故障し、修理をしなければならず、代わりの製品を送らなければいけないといったケースも多々あります。お客様の視点からでは、一刻も早く入手し、使わなければならないものもあります。 最近では、大手物流企業が、医療機器企業の代わりに、医療機器の保守、修理の一翼を担うビジネスを展開していることも多くみられるようになりました。

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